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RELiGHT~”アスリート×起業家”から学ぶ、体育会学生の理想のキャリアの創り方 ~

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RELiGHT~”アスリート×起業家”から学ぶ、体育会学生の理想のキャリアの創り方 ~

就職活動において、体育会生は非常に人気があると言われています。
事実、名だたるリーディングカンパニーや勢いのあるベンチャー企業へ内定を獲得し、 輝かしいキャリアの一歩を踏み出す学生は大勢います。
しかし、彼らが求められる大きな理由は何なのでしょうか。
また、就職活動がうまくいく体育会生とそうでない体育会生との差は何なのでしょうか。
体育会生の中にも、必死にここまで頑張ってきたのに就活が思っていたよりうまくいかずに苦労している人も 少なくないのではないでしょうか。

リンク・アイは、そんな熱く生きてきたにもかかわらず、現状の就活、キャリア選択に迷っている学生さんに向け、 トップアスリートとしての道を歩みながら起業家としても活躍する前田眞郷氏をお呼びし、パネルディスカッション形式で ”社会で活躍する体育会アスリートに欠かせないモノ”についてお話しいただきました。

イベントに参加できなかった方々も是非一度お読みいただき、自らのキャリア形成の糧としていただければ幸いです。

登壇者紹介

■前田眞郷

■経歴
・東海大仰星高等学校野球部でエース兼4番として活躍
・18歳でアメリカンフットボールに出会う
・競技歴一年で世界代表に選出
・新卒で商社に入社
・3か月で退社し、プルデンシャルへ転職
・24歳で史上最年少で社長杯に入賞。
MDRT会員(世界中の金融プロフェッショナルが所属組織)に認定
・27歳時に株式会社Reviveを創業
・現役アスリート×起業家として注目を集める

起業家としてビジネスの第一線で活躍しながらも、アメフトトップチームのオービックシーガルズに所属し、アスリート×起業家として様々な業界をけん引している前田眞郷氏。

今回は、そんな前田眞郷氏をゲストとしてお招きし、弊社で採用責任者としても活躍していた大内一輝とのパネルディスカッションを行いました。

自己哲学を強く持ち、結果を残し続けてきた前田眞郷氏のこれまでを、
キャリアという側面から切り込み、
・体育会部活動出身だからこそ出来るキャリアの創り方
・コロナ禍の今だからこそ大事にするべき事
について掘り下げていきます。

トップアスリート×ビジネスマンのキャリア思考とは

自分の強みを見出し、没頭できる領域を選択せよ

大前提として、自分の中でキャリアはたくさんある、と話す前田氏。
その中でも今回は、「プロゴルファー」という今後のキャリアを交えて話してくださいました。

会社経営、アスリート、個人事業等様々な顔を持つ前田氏ですが、
これまで選んできたすべてのキャリアは、過去のスポーツ、組織、その他様々な経験を内省し、
自分の強みがどんなシーンで最大限発揮されるのか、どの領域に身を置くことで勝ち切れるのか、
ということを判断基準に選択されてきて、今回のゴルフも自分の強みを活かすことができ、
没頭して勝ち切れる領域であるからこそ選択されているとのこと。

「人生を豊かに生きる、幸せに生きることが大前提大事で、その中で同時に経済活動はしなければならない。
自分の持っている能力を用いて誰かに喜ばれたら報酬が返ってくるというのが資本主義のシステムなので、
得意なものでなくてもお金は入ってくるけれど、それでは人生の豊かさには繋がらず精神的にも持たない。
だからこそ、自分の得意で、没頭できる領域を見つけて、自分の強みを最大限発揮して人に喜んでもらえることが一番素敵なことである。」
と話されていた前田氏ですが、没頭できる領域の見つけ方についてもお聞きしました。

過去の経験を内省し、キャリアに転用せよ

体育会の濃い経験をしているにも関わらず、その経験を適切に内省し、キャリアに転用できている体育会出身者が
非常に多いことに課題感を持っていると話す前田氏。
体育会学生が体育会での経験を学びに昇華し、キャリアに転用していくためには、
「今までの過去の経験、例えばスポーツの中、組織の中での立ち位置において、いつ最大限自分の能力が発揮されるのか、
なおかつそれが自分以外の周囲にも良い効果をもたらしているか、それが成果や数字としてどう表れているか、
という順番で内省することで、自分がどういう職種、領域で歩んでいけばいいかのヒントが出てくる」
と内省の仕方もレクチャーいただきました。

前田氏のプロゴルファーのキャリア目標の場合であれば、
5年後:プロツアー1勝
3年後:プロテスト合格
1年後:他アスリートとの差別化ポイントを磨く、スポンサー契約等プロテスト合格に向けての環境を整える
経験から内省して強みを見出して自分の没頭できるゴルフという領域を選択し、
そこから逆算して目標設定をしていくことの重要性を実体験も交えてお伝えいただきました。

質疑:理想の組織とは

トップ層は勝手にやる、ボトム層をいかにモチベートできるかが強い組織の必須条件

大学時代には部活動のキャプテンを務められ、現在は経営者として活躍をされているため、
組織をマネジメントしていき、理想の組織を創るポイントに関してもお話をいただきました。
ポイントは「主力ではないメンバーの強みを活かせる場所を見つけること」

「トップは放っておいても勝手にやるから、主力以外をいかにモチベートできるかが大事。
すべてのメンバーに、他のメンバーにはない強みがあるからこそ、それが最大限発揮できるような
役割を各メンバーに見出させるようなコミュニケーションが、組織として成果を最大化するうえで必要である。」

強い組織の条件を、大学部活動のキャプテンを務められていた際に、頑張れない人間の気持ちが分からず、
そういった人たちを置いていってしまったと後悔したご経験と、
オービックシーガルズのヘッドコーチのマネジメントや、これまでの仕事で見てきたマネジメントとを対比しながらお話いただきました。

特に部活動という組織では、レギュラーか否か、主力か否か、等階層で見てしまうことが多いですが、
組織成果の最大化に向けては、各メンバーの強みを活かせる役割を見出し、
全メンバーが各々の役割に向けてモチベーションの高い状態を創り出せることが必要になってくることをお話いただきました。

まとめ

今回のイベントを通して、
「部活動で培った経験の転用の重要さを知り今後非常に活きると感じた」
「部活動においても、自分のキャリアにおいて活かしていきたい部分を学ぶことができた。」
「自分の強み、没頭できることを探しそれをもとに考えていくということを知ることができた」
といった学生さんからの反応が数多く寄せられました。

部活動に限らず、今この時にしか熱中できない活動経験は、キャリアを創る上でもとても大切なヒントになると思います。
■自らの強みを見出す事
■没頭できる領域を言語化する事
を大事に、皆様も適切な過去経験の内省を経て理想のキャリアを掴んで欲しいと願います。

リンク・アイでは、この他にも、活動を濃くする支援事業や、その活動をキャリアに昇華させる学びの機会提供も行っております。
キャリアアドバイザーとの面談でも、ひとりひとりの過去を深掘り、内省をフォローアップして唯一無二のキャリア創りにコミットしていきます。

今回お越しいただけなかった方々も、本記事を読んで何かキャリア創りに踏み切りたい、と思ってくださった方々はぜひ一度イベントや面談にお越しいただければと思います。

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