「お母さんに泣きながら言った。“私はここで働きたい”」 ― 名古屋に帰る“はず”だった娘が、自分の道を選んだ日
こんにちは。リンク・アイの鈴木です。
私のこれまで出会った素敵な学生さんの物語を紹介します。
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「就職したら、名古屋に戻ってくると思ってた」
東北の大学に通う娘に、そう願っていたお母さん。
でも、彼女が選んだのは、地元でも大手でもなかった。
東京の、まだ名の知れた会社ではないけれど、
自分の価値観に一番フィットした“働きたい場所”。
親と本気でぶつかって、それでも想いを伝え続けた彼女は、
今、東京でひとり暮らしをしながらイキイキと働いています。
――これは、「地元か、自分か」の葛藤を越えて、自分の人生を選んだ就活生の物語です。
「大学は東北。就職は名古屋へ…それが“当たり前”だった」
彼女の実家は名古屋。
大学進学を機に東北へ出たものの、親御さんとしては「どうせ就職は名古屋に戻ってくるだろう」と思っていたそうです。
名古屋には、“地元志向”と“安定志向”が色濃くあります。
「うちの子も、どうせ戻ってくるよね」「大手に入れば安心でしょ」
「近くにいてくれたら親も安心だし」
彼女自身も、そういう選択を「自然なこと」と思っていたといいます。
でも、リンク・アイの面談で出た一言が、空気を変えました。
「このまま流されて就職して、後で後悔しないかなって…」
「部活の忙しさが、“本音”と向き合うきっかけに」
アメフト部のマネージャーとして、日々部員の動きを支え、チームを裏から支えていた彼女。
周りの就活が本格化する中、十分な準備はできていなかったと言います。
でも、時間がないからこそ、彼女は「効率じゃなく、本音に向き合おう」と決めました。
リンク・アイとの1on1面談で毎回出てくる問い。
「自分が大切にしたい価値観ってなんだろう」「どんな時に一番、やりがいを感じてた?」
やがて、彼女は気づきます。
・自分が前に出るよりも、誰かを支える役割に喜びを感じる
・信じて任せる、というマネジメント的な価値観に共鳴する
・誰かの“がんばり”を一緒に叶えるような場所にいたい
そんな彼女の言葉にぴったりと重なったのが、ある東京の企業でした。
「“ここで働きたい”を、人生で初めて親に言った日」
面接も通過し、企業のカルチャーにもフィット感を覚えた彼女は、大学3年の12月、その企業から早期内定を獲得。
「早いかなって思ったけど、“ここだ”って思えたんです」
でも、そこからが本番でした。
内定承諾を親に伝えたとき、お母さんの表情が曇ったといいます。
「…名古屋には戻ってこないの?」「その会社、本当に大丈夫なの?」
「せっかくなら大手に行った方が安心なのに…」
ずっと仲が良かったお母さんと、初めて本気でぶつかった日。
彼女は、泣きながら伝えました。
「これが、私が納得して選んだ会社なの。
親の期待も大切にしたいけど、
“私の人生”を生きたいんだよ」
「内定者期間、何度も何度も話し合った」
その日以来、彼女は簡単に距離を取るのではなく、丁寧に話を重ねました。
東京で働く不安も正直に話しながら、なぜその企業に惹かれたのか、
自分がどんな働き方をしたいのか、繰り返し伝えていったそうです。
あるとき、お母さんがぽつりと言いました。
「…あんたがそこまで言うのなら、頑張ってみな」
それは、彼女が“親の期待”を否定せずに、自分の“納得”を諦めなかったからこそ得られた、
静かな承認だったのかもしれません。
「いま、東京でひとり。仕事が楽しいです」
現在、彼女は東京で一人暮らしをしながら、社会人として日々働いています。
「あの会社に決めて、本当に良かったと思ってます」
そう言えるのは、“覚悟して選んだ”から。
「誰かの希望や可能性を支えるような仕事がしたい」
そう願った彼女は、いままさに、そういう役割を担うポジションにいます。
「親に反対される道=間違った道、じゃない」
就活で“親の反対”に悩む学生は、少なくありません。
でもそれは、「間違っているから反対される」わけではない。
むしろ、**「心配だからこそ反対する」**のが親です。
だからこそ、誠実に想いを言葉にし続けること。
それが、信頼と応援に変わっていく――
彼女の選択は、それを教えてくれました。
まとめ
「親に応援される就職」よりも、
「親にちゃんと想いを伝えて選ぶ就職」の方が、ずっと意味がある。
名古屋に帰る“はず”だった娘が、東北の大学を経て、東京に進む。
その道を選ぶには、覚悟と対話が必要でした。
でもいま、彼女は心から納得できる仕事に出会い、
一人で立って生きている。
リンク・アイは、そんな“自分の人生を選ぶ力”を支える場所でありたいと願っています。
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いかがでしたでしょうか。
想いを伝え、自分の人生を自分で選んだ学生さんの物語でした。
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