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vol.498 自分の相場を知ることの重要性

vol.498 自分の相場を知ることの重要性

こんにちは。
リンク・アイの山本です。

久しぶりのコラムになります。

ずいぶん涼しくなり季節はすっかり秋ですね。

 

体育会育ちの私にとって、「秋」という季節は

「食欲」でも「読書」でもなく「闘い」の季節。

冬から夏までの長く厳しい練習を経て、

やっと敵と真正面から対峙できるそんな緊張感あふれる季節です。

 

スポーツから縁遠くなっている人は「闘い」というワードには

ピンとこない部分もあるかもしれませんね。笑

しかし、今日のコラムは、

皆さんがまさに渦中にいる

就職活動の「闘い」としての側面

に光を当てて書きたいと思います。

 

普段リンク・アイでは、

就職活動を「自分創りの機会」として、

皆さんが自律的に進路選択するための支援をしています。

学生さんの中には就職活動を

「自分との闘い」と解釈している人も多いかと思います。

しかし、就職活動とは、ある一視点では

他の学生との「競争」

と捉えることもできます。

 

各企業は採用の人物要件という基準を設けながらも、

採用する目標人数を設定しており、

ある程度基準に揺らぎを持たせながら

相対的に学生の能力を評価して採用する一面があります。

 

そのため、

企業の採用要件に対して絶対基準でどうかという視点とともに、

企業に応募する学生の中で自分はどのくらいの相場なのかという

相対基準の視点もまた、

希望する企業に入社するためには重要であると言えます。

 

その視点で、「敵に勝つ=相対的に優れた評価をもらうこと」

に必要とされることは、

 

①ルールや審判のジャッジの基準を知ること

(企業の求める要件を知る)

 

②対戦相手がどのくらいのスキルを持っていて、

どんな状況でどんな技を使ってくるのか予測できる状況にあること。

(多くの就活生を知ること)

 

③自分の能力の強み・弱みや癖を把握していること。

(①、②を基準に自分のGOOD、BADを把握すること)

 

以上の3つです。

 

しかし、就職活動において

実際に皆さんがとっているアクションを見ると、

①には注力するものの、②、③には目が向いていない

もしくは分析できていないことが多いように思えます。

 

インターンシップ先で出会ったレベルの高い仲間や

自分が落ちた選考に受かった学生について

「何が自分との違いだったのか」

「どうすれば彼らに勝てるのか」

と細かく分析し対策を立てる人はなかなか少ないのではないでしょうか。

 

就職活動を企業が示すある基準に対する「レース」と考えるならば、

応募者全体の中で自分がどのくらいのポジショニングにいるのか

戦力として勝っているのか劣っているのか。

 

それを知らなければ、内定につながる意味のある対策は立てられません。

皆さんの多くが経験している勝負事である受験においては、

「偏差値」という定量的な比較の指標がありました。

そのため、個別の対戦相手(同じ志望校の学生)の存在を意識しなくても

偏差値を高めるアクションをすれば

結果的に勝ち(=合格)につながる側面もありました。

しかし、就職活動には「偏差値」のような絶対的な定量指標は存在しません。

だからこそ、他者との比較をして、

その相対的な定性指標を得るために「自分の目で確かめること」が必要です。

 

また、学生さんと話していると、

同じ学科内やサークル内といった身近な友人と比較をして、

「あいつよりは自分のほうが就職活動うまくいきそう」とか、

「●●大学の中では自分はイケてる方」とか、

身近な学生の中での相場は意識している人も多いように感じます。

しかし、「希望する企業に入る」というゴール立脚で考えた時、

必要なのは、大学や所属団体の垣根を越えた就活生全体のマーケットの中での

自分のポジションを意識することではないでしょうか。

 

具体的には、インターンシップや選考会の場で

企業からの質問に対して自分と他人では回答にどんな差があるのか。

あるテーマに対して、自分と周囲の取り組み方などどう違うのか。

これを比較してみること。

 

その意味では、

企業のインターンシップや選考会でのグループワークの場を

「自分の相場を知るために力試しをする場」と位置づけてみるのも面白いと思います。

そうやって自分の就活生としての価値の相場を知る。

 

そして「成功のためにはこれが必要だ」という具体的な仮説をもって

他の学生や企業と対峙する場に望んでほしいと思います。