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vol.499 コンサルティング業界

vol.499 コンサルティング業界

こんにちは。リンク・アイEASTユニットのです。

 

 

夏休みも終わり、そろそろ就職活動に気合いが入る(入れなければ)と思う人が

増えるのではないでしょうか。

そろそろ業界選びに悩み始める人も多いと思います。

 

今回は、学生さんから人気の高い「コンサルティング業界」について

お話をしたいと思います。

 

 

皆さんは、コンサルティング業界にどんなイメージを持っているでしょうか。

「給料がいい」

「若いうちから成長できる」

「激務」

「Up or Out」

など様々な印象を持つのではないでしょうか。

しかし、その仕事内容などは中々情報を得にくい業界かと思います。

今日はそんなコンサルティング業界の仕事についてお話をしたいと思います。

 

 

コンサルティングとは?

 

そもそもコンサルティングとはいったい何のことをさすのでしょうか。

辞書で意味を探してみると、

「con・sult」:[動](他) 〈権威者・資格のある人などに〉

助言[指導,意見,情報など]を求める,相談する

と意味が記載されています。

問題や悩みを抱えている誰かが、

権威者や資格のある人に相談する行為のことを意味します。

この活動をビジネスの世界の中で請け負っているのが、コンサルティング会社です。

 

要は企業がその活動を行う中で発生する問題を解決するために、

コンサルティング会社に相談をし、コンサルティング会社は専門的知見を活用し、

その解決の支援をしています。

 

 

 

コンサルティング業界の分類

 

コンサルティング業界は、

企業で発生する問題ごとに大きく4つの分類に分かれています。

4つとは「戦略」「IT(情報)」「財務」「組織・人事」です。

企業はこの4つの領域を相互に連携させながら企業活動を行っており、

コンサルティング会社も「戦略系」「IT(情報)系」「財務系」「組織・人事系」と

分類されることが多いです。

 

仕事のイメージをお伝えすると、

●「戦略系」

⇒市場選択やM&A計画、中期経営計画の立案など事業戦略の立案や

アドバイジングに関わることが主な仕事です。

 

(例)

・今後自社が120%成長を継続するためには、何を重点事業・商品にしていけばいいか?

⇒事業ポートフォリオの設計

・X地域における商品のシェア拡大をするには?

⇒プロモーション戦略の策定

 

主要なプレイヤーとしては、

「マッキンゼーアンドカンパニー」や「ボストンコンサルティング」などです。

 

●「IT(情報)系」

⇒システムによる業務の効率化、

ネットワークの構築などITによる企業活動の最適化を行うことが主な仕事です。

 

(例)

・世界各国をつなぐ物流管理をより効率化するために仕組み化できないか?

⇒SCMシステムの開発・運用

・M&Aに伴って管理システムも統合したい。

⇒基幹システムの再構築・統合

主要なプレイヤーとしては、アクセンチュアやアビームコンサルティングなどです。

 

 

 

●「財務系」

M&Aや財務管理体制へのアドバイスや、法制度対応に向けた社内制度構築などの

お金や企業に纏わる法律領域が主な仕事です。

 

(例)

・○○事業を強化したいが、最適なM&A先は?

⇒M&A戦略立案・ディール(取引)実行支援

・管理部門を強化し、経営スピードを上げたい

⇒業務プロセス改革、管理会計制度の設計

 

有名な企業としては、プライスウォーターハウスクーパース ジャパンや
GCAサヴィアンなどです。

 

 

●「組織人事系」

⇒従業員の教育制度の導入や組織風土・人事制度の改革など企業の組織変革を実現する

 

(例)

・今後の拡大に向けて、組織体制を強化したい

⇒採用戦略コンサルティング、人材育成等

・イノベーションを起こせる風土を醸成したい

⇒風土改革、制度設計等

 

有名な企業としては、「マーサージャパン」や「リンクアンドモチベーション」などです。

 

 

 

コンサルティング業界の仕事

 

 

コンサルティング企業でコンサルティングを行う人のことをコンサルタントといいます。

コンサルタントの仕事は端的に言うと、「企業のドクター」です。

医者が体調を崩した患者さんを診察し、改善のための処置を施すのと同じように

企業自体が経営に行き詰った際の問題を特定し、解決のための方法を示したり、

さらなる成長のためのアドバイスや実行支援をしています。

 

大まかな仕事の流れとしては、仕事の種類ごとにチームが組成されるプロジェクト形式を採用していることが多く、

下記のようなステップで仕事を進めます。

①現状のクライアント企業の状況を把握する。

②変革後の姿(=目標)を設定する。

③現状と目標との乖離(=課題)を設定する。

④課題を解決するための方法を設計する。

⑤解決策の実行。

 

図1

 

 

 

コンサルティング業界のトレンド

 

かつてのコンサルティング業界は、

課題解決策を明示したレポートを提出するのみで、

その後はクライアント企業自身の努力によってその成果が分かれることが多い世界でした。

しかし、現代のように企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化し、高度化していく中で、

コンサルティング業界に求められる価値も変化してきています。

その価値とは「実行支援」です。

 

実際に企業利益につながっているのか、

社員の意識や行動は変化したのかとクライアントの求める要望も

解決策だけでは留まらなくなりました。

 

そのような環境の中で、働くコンサルタントに求められることも変化してきています。

かつてのように解決策を生み出す、思考力だけではなく、

実際に経営者に意思決定を促すためのコミュニケーションスキル

情熱なども必要になってきます。

 

 

そんな環境で働くことは、非常に厳しく大変なことも多い業界かと思いますが、

若いうちからレベルの高い環境の中で、自分を磨き、

企業そのものや業界、その先には日本、世界を変えていくような仕事をできること

コンサルティング業界の魅力があるのではないかと思います。