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vol.503 人材業界を紐解く

vol.503 人材業界を紐解く

こんにちは!

LII-WESTの岡田です。

 

もう11月ですね。

そろそろ具体的な企業名も周囲で飛び回りはじめているのではないでしょうか。

 

さて、今回私は『人材業界』に関して書いていきたいと思います。

 

ネット等の情報で既にご存知の方も多いかと思いますが、ここ10年程、

各社の採用予算が高騰しています。

言い換えると、1人採用するのにかなりな金額を投資しています。

 

業界や規模によっても違いますが、平均で100万円強のコストを掛けているのです!

中には1人採用するのに、1,000万円を超える予算を掛ける企業まで存在するので驚きです。

 

ではなぜこれほどまでに、人材獲得に対して各社がヒートアップしているのでしょうか。

 

それは、戦後復興期→高度経済成長期→円熟期と移り変わる中で、

業界→企業→個人と価値を産み出す主役が変わって来た為です。

 

言い換えると『人材』こそが『企業成長のキー』なのです。

 

さて、人材サービスと一言で言っても、各社様々なサービスを展開しています。

 

①コンサルティング系

②求人媒体系

③派遣系

④紹介系

 

の大きく4つに分類することが出来ます。

 

①    コンサルティングを行った上で、②自社媒体を使用し、④紹介に繋げるなど

1社でいくつもの分野を網羅する場合があります。

紐解いて行けば、上記4つのどれかに当てはまると思いますので、精緻に分析してみましょう。

 

 

◆①コンサルティング系◆

 

コンサルティングとは、今後の顧客の発展の為に客観的に状態を診断し、浮き彫りとなった課題や願望を、解決したり叶えたりする仕事です。

 

ある意味、人材業界とは『人材リソース、ないしはそれに付随するオプションを使って

課題を解決』する以上、どれもコンサルティングと言えるでしょう。

 

顧客が成長する為に人材というアプローチにおいて何が必要なのかその都度違いますが、

『採用』『育成』『社内制度』などの話に集約されるかと思います。

それぞれの企業毎に強みは違いますので、自社の強みを活かした提案を行い、

解決へ導きます。

 

上記の行為の見返りとして、コンサルティング料を頂きます。

 

最近は前述した採用の過熱は勿論、様々な部分で『人材に関する悩み』を

どこの会社も抱えています。

餅は餅屋。自社だけで解決するには限界があるので、コンサルティングの仕事は

これからもどんどん増えていくと予想されます。

 

 

◆②求人媒体系◆

 

人材を求める企業に対して、募集手法の一つとして媒体を提案し、狙った人材を獲得するお手伝いを行います。

 

具体的には、求人企業と一緒に掲載文面を考え、媒体に掲載します。

企業からは広告の作成費用や広告の掲載費用を頂きます。

 

皆さんにとっても、アルバイトを探すのに使用した経験はありませんか?

12月から使うであろう新卒採用WEB媒体も大手2社を中心に

聞いた事があるのではないでしょうか。

 

媒体は広告の一種ですので、万人に対して広報が可能です。

大きな母集団から志望者を募るのには最適ですので、一般的によく用いられます。

 

社会的には既に充足しているので、なかなか大きな変化は期待しにくいかもしれません。

ただし、ニッチな領域や、ピンポイントのマッチングを図るなどの、

特定領域に強みを持つ新規媒体がこれからもどんどん出てくる事が予想されます。

 

 

◆③派遣系◆

 

企業と個人をマッチングさせ、派遣という労働スタイルを通して

両者をWin-Winに導くのが派遣業界です。

 

企業が、人材力不足で成長が頭打ちになっている場合、高スキル者を採用し、

企業の成長に繋げたいと考えます。しかし、正社員のような長期雇用だと、

コスト面がかさむ為、ワンポイントリリーフで即戦力を雇用したいという欲求があります。

 

一方で働き手からすれば、様々な価値観やワークスタイルに合わせて、

自由に自分の職業を選び続けたいという欲求があります。

 

この両者をマッチングし、以降両者のサポートを継続します。

働き手が稼動した分だけ、派遣会社にも利益が入る仕組みになっています。

 

2000年頃から法改正も相まって、急速に拡大し日本人の労働観にも

多大なる影響を与えてきました。しかし、2008年のリーマンショック以降、

業界再編が進み今も群雄割拠の状態が続いています。

 

派遣業界は、法律や政策、景気によって影響を受けやすい分野である為、

変化感の激しい業界と言えます。

 

 

◆④紹介◆

 

新卒もしくは中途の正社員採用を直接的にサポートします。

 

顧客の成長課題に対して、採用を軸に人事計画を組み、ピンポイントの採用オーダーを

顧客と共に思考します。

 

同時に、紹介予定者との面談を実施し、本人の能力・志向性を中心に精緻に把握します。

 

その上で両者のマッチング度合いが高いと判断すれば、両者を引き合わせます。

 

お互いが納得し紹介者の入社が決まると、課金が発生する仕組みです。

 

昔から中途採用では紹介がメジャーですが、最近では新卒採用でも紹介を使う企業が

増えています。新卒採用の紹介事業は、人材業界だけに留まらず各社人事の間でも

特に注目されている分野です。

 

具体的には、

 

・  ベンチャー企業やニッチ産業の中には、学生に対しての知名度は低くとも、

優良企業が多く存在している。紹介を経由する事で、これまでに無かった

両者の新たな出逢いが生まれている。

 

・  経営幹部採用など限定的な採用でも、WEB媒体で告知をすれば応募が数千~数万通

殺到する為、企業は選考に労力が掛かり、学生は『何十社もエントリーを行う』という

悪循環が起きていた。紹介を経由する事で、お互いにとってのミスマッチが減り、

効率も改善された。

 

などの話をよく聞きます。

まだまだ新卒の紹介は未成熟な領域で、今後の伸びしろが期待できます。

 

 

長文になりましたが、如何でしたか?

なるべく細かく人材業界について書き出してみました。

 

 

 

 

ひとえに人材業界のミッションは、『人を活かす』事です。

企業の成長において必要な、『ヒト』『モノ』『カネ』『情報』の中でも、

『ヒト』がビジネスにおいて重要だと考え、『ヒト』の価値を最大化することに尽力します。

 

これまでの色々な経験の中で、『ヒト』こそが組織において重要だと思われている方は、

人材業界を見てみると良いかもしれませんね。

 

このコラムを読んで『人材業界が気になるな』と思う方が増えると、

私としても嬉しい限りです。

 

12月まで1ヶ月。ぜひ様々な物事に興味を持ち、自身の見地と視野を広げてください!

 

 

 

みなさんのより良いファーストキャリアを、陰ながら応援しております!