スタコラ

究極に安定を求める人のキャリア論

究極に安定を求める人のキャリア論

こんにちは。

リンク・アイEASTユニットの渡辺隼太です。

 

コラムを書くのは本当に久しぶりです。

毎回書くテーマを迷うのですが、

①    この時期にスタコラを読んでくれるのはどんな人?

②    自分が最近アウトプットしたいことは?

の2つの観点で大体テーマを決定しています。

 

最近で言えば、早くも2016年新卒入社予定の就活生が動き出す頃になりました。

今回は、

①    これから就活を始めようとしている)学生さんに向けて、

②    就活のテクニック論ではなく、キャリア形成における考え方(持論)を

お伝えしていきたいと思います。

 

 

リンク・アイには「アイカンパニー=自分株式会社」という言葉があります。

簡単に言えば、自分を株式会社に見立てて、

自社を発展拡大させていくためには、

今の時代、個人が会社に依存するのではなく、

自立的にキャリア形成を行っていく必要があるよということです。

 

その重要性は感覚的には理解しつつも、

なぜそういった考え方が必要になってきたのでしょうか?

 

その背景として一番大きいのは、企業と個人の関係性が、

「相互拘束関係」から「相互選択関係」へと変化したことにあります。

 

従来、企業と個人の関係性は、

終身雇用、年功序列、退職金(実は賃金の後払い)といった制度で、

社員を会社に縛りつける「相互拘束関係」が基本でした。

 

よって、個人が入社した後に、「仕事が合わない」「社風が合わない」

と感じたとしても、職を変えることはほぼ絶望的。

さらには、社会全体が「新卒一括大量採用→終身雇用」という

人事システムを採用していたため、転職したい個人がいても、

中途採用すら行われていない状況だったわけです。

 

一方会社としても、「あの社員は必要ない」と判断したとしても、

簡単に契約を打ち切ることは「社会的ご法度」だったわけです。

極論すれば数10分から1時間程度の面接で判断した社員に、

企業もまた縛られることになったわけです。

 

 

この関係にヒビが入る大きなきっかけとなったのは、

1991年をピークにした「バブル崩壊」、すなわち、

「右肩上がりの成長時代の終焉」という事実です。

 

現在就活をしている方々は、

すでに日本が不景気に突入した時代に生きているので、

そう言われてあまり違和感がないかもしれません。

 

新聞等でもご存知だと思いますが、

10年前には就職人気企業ランキング上位だった

日本有数のトップメーカーの多くがリストラを敢行、

また航空会社の経営破綻も皆さんの記憶に新しいと思います。

 

これまで通り、全員を雇用し続ける高コスト体質にはもはや耐え切れない。

その観点で企業を見渡した際に見つかる数々の無駄。

企業はリストラに乗り出さざるを得なかったわけです。

 

要は、企業の方から

「申し訳ない。もう縛ることができないから、

社員の皆さん、どうか自立してください><」

と宣言し始めたわけですね。

 

この変化によって確実に言えるのは

「絶対に勝ち続ける企業はない」という事実

故に「会社に安定を委ねる時代は終わりを告げた」ということです。

(もちろん確率論の世界ですが)

 

一方で、個人はどのようにこの変化を捉えていたでしょうか?

優秀なビジネスパーソンほど、

この事実を意外とドライに捉えていたようです。

 

旧来のシステムが「幻想だった」ことに気付き始めた彼らは、

「こんな会社に未来はない」と判断するやいなや、

積極的に転職市場に打ってでることになりました。

 

つまり、豊かな生活を実現するためには、

企業に縛られるのではなく、自分の市場価値の向上という観点で

企業を選び出すようになったわけです。

 

このように、企業と個人の関係は「選び-選ばれる」の関係、

「相互選択関係」へと変化したわけです。

 

 

ではこういった変化によって、何が起こるのか。

答えはシンプルで、

「選ばれる人材と選ばれない人材」「選ばれる企業と選ばれない企業」の二極化

が進行するということです。

 

就職活動に置き換えるならば、

内定を複数もらえる個人が発生する反作用として、

全くもらえない個人が発生するリスクも高まるということです。

(複数もらうことが良いことであるとは思いませんが・・・)

 

 

別の観点で言えば、「企業の寿命よりも人の寿命が長い」

そんな時代に突入することも時間の問題でしょう。

 

かつては、日本の平均寿命がやっと60歳という時代に、

200~300年という寿命を持った老舗企業が数多存在していました。

ところが医学の発達により、平均寿命は80歳近くまで伸びています。

 

一方で企業組織は、栄枯盛衰を短サイクルで繰り返しているのが現状です。

同じ会社名であっても、事業内容やその構成比は目まぐるしく変化しています。

 

ここから導き出されるのは、

「自分の寿命よりも短い組織や事業に身を委ねることは、合理性を失った行為である」

という結論です。

 

 

まとめると、

絶対に勝ち続ける「会社」は存在しない以上、

そこには絶対に勝ち続ける「個人」を創り上げること。

これこそが、キャリア形成における重要な考え方だということです。

 

何度も言います。

自分の将来をどう設計するか。

大切な人を本当に守るためにはどうすべきか。

 

考えるべきは、「会社」ではなく、自分という「個人」です。

自分という個人を能動的に創ることが、

必要とされている時代だということです。

 

 

もちろん世の中には様々なキャリア論が存在します。

上記はその中のひとつに他なりません。

 

よく就活生に聞かれます。

「周囲が皆大手有名企業に行く中で、なぜリンクアンドモチベーションを選んだのですか?」

答えはシンプルです。

「その道が一番エキサイティングで一番安定だと思ったから」

 

自分自身のキャリアからも、自信を持ってお伝えできる内容です。

リンク・アイでは上記の考え方をベースにして、

「勝ち続ける個人」を育成し、社会と繋げるプラットフォームを創ること

ミッションにこれからも社会と向き合います。

 

========================執筆者Profile=============================

リンク・アイ EASTユニット リーダー 渡辺隼太 (わたなべはやた)

2009年リンクアンドモチベーション新卒入社後、

採用コンサルタント業務、人事採用担当を経て、2012年にリンク・アイに出向

https://www.facebook.com/hayata.watanabe.1

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