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就活停滞期にやっておくこと

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就活停滞期にやっておくこと

こんにちは。EASTユニットの渡辺です。
企業の採用活動が本格的にスタートする6月まで少々時間があるせいか、若干就活が停滞気味な人が多いのではないでしょうか?
今日のコラムでは、この『就活停滞期』に何をすべきか、私なりの持論をお伝えしたいと思います。
ちまたでは「企業研究だー」「自己分析だー」と様々言われていますが、
私なりの答えは非常にシンプルで、「自分なりの軸を持つこと」、そしてそのために「多くのインプットをすること」だと思います。
それはなぜか?
そもそも皆さんは3月からどのような日々が待っているか、イメージはできていますか?

3月に起こること…

3月は企業の広報活動解禁により、セミナーやOB・OG訪問に躍起になっている頃だと思います。
朝から芸能人ライブ化されたセミナーに参加し、昼はOB訪問、午後はまた違う企業のセミナーに2つ参加し、夜もOB訪問なんてイメージです。

ただ一方で、行動していることのみに満足してしまうのがこの時期の一番のリスクでもあります。
つまり、多くのインプット機会を自ら創り出しても、自分が何を大事にするのか」が明確でないと、必要な情報が収集できていないリスクがあります。
もっと言えば、「目的意識」が乏しい状態でインプットをしても、効率的な情報収集にはなりません。

効率的なインプットのための下準備

そもそも「自分が何を大事にするのか」、つまり「自分なりの軸を持つ」ことが、3月からの発射角を決める上で重要になってきます。

ではそのためにどのようなアプローチがあるのか?方法は2つあると思います。

1演繹的に導く方法

社会心理学のフレームワークでもある、
「人が組織に求める四要因」から考える方法です。
① 理念
⇒どんなことを目指している会社に魅力を感じるか?
② 活動
⇒どんなことを事業や仕事にしている会社に魅力を感じるか?
③ 人
⇒どんな人や風土の会社に魅力を感じるか?
④ 待遇
⇒どんな環境で働ける会社に魅力を感じるか?
これまでの人生に照らし合わせながら、それぞれの項目を具体化していくことによって、導いていく方法が演繹的な導き方です。
(BRIDGEの解説を聞いた人はこれをさらに深めた8因子によって具体化するとさらに目的が明確化されます)

2帰納的に導く方法

一方で、2つ目は帰納的な導き方です。人間は感情を持った生き物なので、多くのインプットを重ねていくと、自分に「合う」と感じる要素と
「合わない」と感じる要素に自然と分類がなされます。
自分に「合う」と感じた要素の共通点を言語化していくことによって導いていく方法が、帰納的な導き方です。
このやり方を成功させるためのポイントは、シンプルに「多くのインプットをすること」、これに尽きます。
インプットをすればするほど、「合う」と感じる要素は多く発見されるはずだし、その要素が多ければ多いほど、「共通点」は見つかりやすくなる。
つまり「自分なりの軸」がはっきりと見えてくるわけです。

「この時期は自己分析に集中します」という声が多く聞かれますが、自己理解をするためにも、結局は企業理解が必要であること。
自己理解と企業理解は密接に結びついているということです。

これまでの人生に向き合って自分の軸を考えることも大事ですが、とりあえずセミナーに行ってみて、
「多くのインプットをすること」も自分なりの軸を持つためには大事ではないでしょうか?

これらを踏まえて、3月が始まった際に「自分の軸を持つこと」ができていれば、
多くの場合、満足のいく就職活動を送ることができると思います。

担当者

渡辺 隼太(わたなべ はやた)

レイズアイ EASTユニット