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【業界研究】人材業界で活躍する条件を徹底解説!

【業界研究】人材業界で活躍する条件を徹底解説!

みなさんは、人材業界に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?


人と向き合う仕事、人の人生において重要な意思決定にかかわる仕事。
だからこそ、
コミュニケーション力が高い人や人の気持ちを汲み取れる優しい人が選ぶ業界というイメージをお持ちではないでしょうか。
実は人材業界で活躍する人は、必ずしも人と話すことが得意な人とは限りません。

今日は世界で初めてモチベーションを切り口にコンサルティングを始め、
人材業界で多角化し続けるリンクアンドモチベーショングループの知見を踏まえながら、
人材業界で活躍する条件を徹底解説します!

人材業界の今の姿

人材業界の多角化

人材業界と一口に言っても多岐にわたります。
まずは4つの領域に分けて、現在の人材業界を整理してみましょう。

 

 

① 人材紹介
「仕事を探している求職者」と「人材を採用したい企業」を紹介してつなぐ事業。

求職者視点と企業視点両方の視点を持つことが求められます。求職者がどんな企業にいきたいか?の視点で向き合うイメージが大きいかと思いますが、同時に企業側が採用したいか?という視点も合わせ持つことが重要です。

② 人材派遣
「仕事を探している派遣社員」と「人材を確保したい企業」をマッチングさせる事業。

派遣社員視点と企業視点両方の視点を持つことが求められます。人材紹介と異なるのは関わる期間です。派遣社員が働いた期間に応じてフィーが入るビジネスモデルのため、働き始めた後も長期的にフォローしていくことが多いです。

③ 求人広告
Webメディアや求人情報誌、フリーペーパーなどで、求人を募集している企業の情報を掲載し、広告を運営する事業。

企業の深層ニーズや、隠れた魅力を引き出すことが求められます。企業自身も気が付いていない価値や魅力を引き出し、表現を工夫することが求められます。

④ 人材コンサルティング
企業の採用/育成/制度構築/風土改革など、組織・人事に関するコンサルティングを行う事業。

複雑な問題を解決するロジカルシンキング力と、人の感情を汲み取る情理力の双方が求められます。経営者と戦略策定をするところから、現場の心を動かすところまで、幅の広い思考や行動が求められます。

 

上記のように事業形態自体も多角化し、
広告業界やコンサル業界に近しい事業も増えてきています。

人材業界に求められることの変化

また、時代の流れとともに定性的に求められることも変化しています。

対個人でいくと、ワークモチベーションが多様化し、
より一層、ひとりひとりの感情を汲み取った関わり方が求められます。
かつて高度成長期のいわゆる『闘うサラリーマン』は、
家族を養うため、物質的な豊かさを得るために働いていました。

ところが、経済の成熟に伴い、必ずしも出世や給料のためだけではなく、
自分らしくありたい、誰かの役に立ちたい、誰かに認められたいなど、
モチベーションが多様化してきています。
だからこそ、ひとりひとりの感情を汲み取り、
それに合わせたコミュニケーションが求められます。

また対企業では、組織創りの「解決策の提示」だけではなく「解決策の実行」までが求められます。時代背景としてはいくつかありますが、知のコモディティ化が大きな要因として挙げられます。
採用や育成の知識や、専門性を有する人材に、インターネットを介して、容易にアクセスできるようになったため、高い金額を払って企業に依頼するよりも、自分で調べたり、専門家にスポットで助言を受けたりすることが増えてきています。

だからこそ、机上の空論だけではなく、ひとつひとつの企業が実際に変わるまで、コミットする思考や行動が求められます。

まとめると、対個人/対企業双方において求められることが複雑化し、
ひとりひとりの人や、ひとつひとつの企業に合わせた
戦略やコミュニケーションが求められるようになっていていると言えるでしょう。

変化する中でも変わらないもの

時代とともに変わってきた人材業界ですが、変わらないものもあります。
それは「人や組織の未来を信じる仕事」であることです。

当たり前ですが、人の成長は1日で得られるものではありません。
いい職場が1日で生まれるわけではありません。
たとえ、前職で活躍できていなかったとしても、
たとえ、離職率が高い最悪な組織状態だったとしても、
それでも未来は変われると信じて向き合い続ける仕事が人材業界の仕事です。

人材業界で活躍する普遍的な3要件

では、「人や組織の未来を信じる仕事」である人材業界で活躍するには何が求められるのでしょうか?

人のモチベーションを切り口に多角化し、今では12のグループ会社を持つ、
リンクアンドモチベーショングループの知見も踏まえ
人材業界で活躍するための普遍的な3要件をお伝えします。
それは、「広さ」「高さ」「深さ」です。

人としての「広さ」

人としての「広さ」は、多くの人の人生や感情を受容できる幅の広さです。

ひとつとして同じ人生はありません。
時に、自分の想像を超えるような経験をしている人にも出会います。
想像力を働かせ、多くの人の生き方や価値観を受容する
人としての幅の広さが重要です。

また企業も同じく、ひとつとして同じ会社はありません。
その会社の歴史や、創業者の想い、現場の声やマネジャーの声など、
様々な人の想いや葛藤に想いを馳せられる、
人としての幅の広さが求められます。

多くの人や企業のセンシティブな想いに関わるからこそ、
その想いを受け入れることができる幅の広さがより一層大事になってきます。

人としての「高さ」

人としての「高さ」は、志の高さです。

例えば
「企業を紹介する人」として企業を紹介する人になるのか、
「目の前の人の真の理想を追求する伴走者」として、
時に厳しいことも伝えながら理想を諦めない関わり方をするのかで、
相手の人生に与える影響が大きく変わります。

また「メディアの求人枠を売る人」として営業をするのか、
「目の前の企業の価値を最大化させるライター」として
誰よりもその企業のことを好きになる努力をするのかで、
対価以上の価値を創造することができます。

人と人とのコミュニケーションでなりたつ仕事だからこそ、
どんな想いで目の前の人や企業に対峙するのかの志の高さが、
活躍により一層大きな影響を及ぼします。

人としての「深さ」

人の幸せや充実した人生に向き合う仕事だからこそ、
「何が幸せなのか」「何が充実なのか」の哲学が問われます。
もちろん、幸せや充実の定義は人それぞれなのですが、
「あなたにとっての幸せって何ですか?」
「私にとっての幸せは○○です」「そうですか」という会話では
なんの気づきも得られません。
そしてそもそもこの問いに答えられる人は少ないという現実真おります。
この正解のない問いを重ねていく仕事だからこそ
自分なりの哲学を持っていることが重要です。

また企業側も同じくで、
「あなたにとってよい企業ってなんですか?」という問いに対し、
考えを深められるような哲学を求められます。

正解がない哲学の中で、自分の持論を一層深く持ち合わせているかが、
活躍する上ではとても求められてきます。

「人としてのあり方」が重要な人材業界

まとめると、人材業界で活躍するためにはビジネススキルだけではなく、「人としてのあり方」も重要であるといえます。
これは社会人になってからではないと意識できないものではありません。
日々の学生生活の中で「こういう自己定義で目の前の人に向き合ってみよう」「私にとっての充実したキャリアってこうだな」等、
小さな思考や行動から、人としてのあり方を磨くことはできます。
その積み重ねによって、「この経験があったから、未来を信じてこの言葉を伝えられた」と思えるような経験に変えていけるのではないでしょうか?
ぜひ日々の学生生活でも意識してみてください!

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