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実は大事な内定者期間~内定者期間を「楽しむ」には~

実は大事な内定者期間~内定者期間を「楽しむ」には~

皆さんは内定者期間をどう過ごすべきだと考えていますか?

入社することを考えた時にこの期間の良し悪しが入社後活躍に直結すると言っても過言ではないでしょう。
この期間にしてほしいことはただ一つです。
それは全力で「楽しむ」こと。振り返った時に一番楽しかったなと思えるような期間にしていただきたいと思います。
ただ、一つ重要なこととして「楽」は避けていただければと思います。

今回は内定者期間をより楽しむための目標設定の方法をお伝えします。

 

「楽しむ」と「楽」の違い

皆さんの中で「楽しかったな」と感じると場面と「楽してしまったな」と虚しくなる場面の大きな違いはなんでしょうか?

これは結論、「何」をするかではなく「何故」するのかが明確であるかどうかです。
自分の意思で時間を過ごしたか、
または浪費してしまったかの感覚の違いで楽しめたかどうかは変わってきます。

これは学生時代に限らず、
社会人になってからのキャリアやその先の人生にも言えることではないでしょうか。
学生時代なら学業、部活、アルバイトなどでこの葛藤を感じると思いますし、
社会人になってからも仕事をしていると日々直面する葛藤です。
私自身もこの葛藤を感じながらも、なぜ自分が今この仕事をしているのかを問い続けながら、
業務に向き合っています。

だからこそ、最後の学生生活のこの期間に、
今が楽しいと思えるくらい自分の意思を持って濃い時間を過ごし、社会人になる助走をつけてほしいと思います。
その楽しい時間の中に学びや成長は副次的についてくるので、 全力で楽しめる期間にしていただきたいです。

では自分の意思をもった「濃い時間」とはどうのようなものなのでしょうか?
以下では心得ておくべき濃い時間の使い方をお伝えします。

 

楽しむための目標設定

濃い時間にするためには夢や願望を現実化させるための「明確な目標」を持つことが大切です。
今回は私が所属していたヨット部での経験を例にあげて
「明確な目標」を持つための7つのステップをご紹介します。
日本一を目指すサッカー部の部員を例に考えてみましょう。

① 自分が欲しているものを明らかにすること
夢や願望を記述することで漠然とした欲求を言語化する習慣を身につけることができる
(例)「できるできないに関わらず理想を発信し追求できる人」になりたい
→背景:周囲から嫌われないことを最優先し、自分の思いや考えにふたをしてしまう自分を変えたくてこの目標を設定

② それを実現した場合に「得るもの」「失うもの」を予めイメージしておくこと
「何かを得ること」=「何かを捨て去ること」という視点が大切
(例)「得るもの」:腹を割ったコミュニケーション「失うもの」:自分の作っていたキャラクター
→この理想にたどり着くことで、腹を割った深層の想いでコミュニケーションがとれる半面、誰にも角をつかないような無個性の人格は失ってしまう

③ 漠然とした夢や願望に近づくために、具体的な目標に落とし込むこと
目標を具体化できた場合はあとは「やるか」「やらないか」「どのようにやるか」の問題だけになる
(例)部活動で日本一になりたい想いを宣言し、その基準で仲間に向き合う

④ 一人では叶えられない夢や願望の場合は最適な役割分担を描くこと
組織行動ではこの点が有効性を決める重要なポイント
(例)サッカーはチームスポーツであるため、メンバーとの視界共有を逐一行い、まず考えの共有を行う。

⑤ 目標達成状況をモニタリングする手立てを作っておく
常に視覚を通して状況を可視化することで達成に向けたモチベーションは向上するはず
(例)何度も衝突したが、メンバーに率直な自分の意見を伝え続けた
→以前は衝突をした際、無言で退出をしており、向き合うことから逃げていた

⑥ 状況に応じて素早く修正行動をとること
途中状況を確認して必要に応じて目標や方法に修正を加える勇気も必要
(例)想いを伝えたことによってメンバーとの衝突は起きたが、その都度話し合いの場を設けて課題に落とし込むことでネクストアクションを決めていた。

⑦ 夢や願望に向けて前進した場合は「既に手に入れたもの」を材料にその時点で新たな夢や願望を描くこと
夢や願望を固定化する必要はなく、獲得できたものから新たな歩みを進めることが大切
(例)理想を発信し追及していくためには自分の力だけでは達成できないため、周囲を巻き込み続ける力を欲するようになった

客観的にはサッカーに打ち込んでいた日々でしたが、目標を意識することで一歩でも自分のなりたい人物像に近づく挑戦ができていますし、
この目標を意識していたからこそ自分の課題を新たに発見することもできるのではないでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

目標設定は一見すると、抽象的で難しいと感じる人も多くいますが、
今回の記述のように細かくステップを砕いたり具体化することによって目標は明確になりやすいのではないでしょうか。
あとはその目標に向かって、意思をもち「濃い時間」を過ごすことで、
あなたの内定者期間はより良いものになると思います。

私はこの時期の取り組みが社会人になった今の活躍に大きく影響していると感じています。
皆さんもぜひ有意義な内定者期間を過ごすためにも自分の意思で楽しみ、濃い時間を過ごしましょう。

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