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学生組織にも使える!「人を動かす」5つの思考法

学生組織にも使える!「人を動かす」5つの思考法

部活、学生団体、サークル、アルバイトと
いろんな組織でリーダーとしてマネジメントに挑戦している学生も多いのではないでしょうか?
様々な企業の組織課題を解決してきたリンクアンドモチベーションの培った知見の中から
学生組織でも活用できる5つの思考法をご紹介します。

 

前提となる人間観

リンクアンドモチベーションでは、
人や組織について考える際に前提となる価値観を共有しています。
その中の1つである人間観について、
”人間は「完全合理的な経済人」ではなく、「限定合理的な感情人」である”と考えています。
例えば、誕生日に1000円を現金でもらうのと、
500円のプレゼントをお祝いの言葉とともにもらうのだとあなたはどちらが嬉しいでしょうか?
合理的に考えたら1000円をもらう方が利がありますが、
人は感情的な充足がある方が幸福感を感じることが多いです。

つまり、人は決して合理軸だけで動くのではなく、感情も考慮して動くものだと捉えます。
組織運営においても、経済的な報酬だけではなく、感情的な報酬を提供し束ねる必要があります。

 

人を知る~人は変えられないものに目を向けてしまう~

限定合理的な感情人である人間だからこそ、
うまくいかなかったり、気持ち的に乗り切らなかったりとセルフコントロールができない瞬間も多々あります。
なぜセルフコントロールができていない状態に陥ってしまうのでしょうか?

結論からお伝えすると、
そういった場合のほとんどが、「他人・環境・感情・過去」といった「変えられないもの」に目が行き、
他責的になっていたり、自暴自棄になっていたりします。
つまり、人を動かすためには、「変えられないもの」に囚われてしまっている人をいかに、
「自分・行動・未来」といった「変えられるもの」に目を向けさせられるかが重要になってきます。

 

人を動かす5つのコミュニケーション法~思考や行動を切り替えさせるスイッチ&フォーカス~

モチベーションが下がった時や、
やる気を失ってしまった時のセルフコントロールの方法として、「スイッチ&フォーカス」という思考法があります。
客観的な視点から現状を捉え、自分自身の思考や行動を変えることで、今後の選択を切り替える方法です。

ここでは、変えられないものに囚われてしまっているメンバーに、
次なる行動を促すコミュニケーションとして有効となる活用法を5つご紹介します。

①Time Swich(タイムスイッチ)
「時間」を“短期⇔長期”“過去⇔未来”と切り替える
短期視点に囚われすぎず、半年、1年さらに4年というスパンで捉えるとどうか?
逆に、長期視点に囚われすぎているときには、「今すべきこと」に焦点を合わせるとどうか?など考えることで、
思考をコントロールすることが可能になります。
(例)メンバーが裁量権が少ないと不満に思っている
メンバー:「自分の担当範囲を大きくしてもらえず、決まったことを決まった通りに決まった答えの中でやらなければいけないなんて。もっと自由にやらせてほしい。」
⇒長期視点で物事を追いかけることも必要だが、今要望されていることを確実に行うことの重要性を伝えてみよう!
リーダー:「目下やることに集中することが、長期的ゴールを追いかける第一歩になるからこそ、ここでひと踏ん張りして最後みんなと一緒に最高の景色をみたいんだ。」

②Zoom Swich(ズームスイッチ)
「視界」を“低⇔高”“狭⇔広”と切り替える
1人で悩んでいる自分を、一歩ひいた目線で眺めてみる機会を提供してみましょう。
出口の見つからない迷路であっても、ちょっと視点を上げることで、迷路の構造・全体像を把握することができます。
(例)自分の視点やペースにこだわる人同士の対立に直面したとき
メンバー:「チーム全体に関する議論をしているのに、どうしてみんな自分勝手な発言ばかりして、対立するのだろう」
⇒ 全体視点での答えを押し付けるのではなく、1人1人の立場に立った視点を持つように伝えてみよう!
リーダー:「それぞれの立場に立って考えてみると、○○さんはこんな風に考えているんだと思うんだよね。だからこそ、みんなの意見から共通点を見出せないか考えてみないか?」

③Goal Focus(ゴールフォーカス)
「ゴール」に立ち返り、目的視点から現状を見る
そもそもその組織に所属している目的や、やり遂げたい目標に「思考」をさかのぼってみると、一見関連がないように見える事象の関連が見え、モチベーションコントロールが可能になります。
(例)メンバーが希望していない部署や部隊の配属になったとき
メンバー:「留学生支援部隊をやりたくてこの組織に入ったのに、なんで興味のない部署に配属されるのだろう」
⇒現時点では必要ないと思われることも、ゴールから考えると必要な場合もあると考えさせよう!
リーダー:「あなたの目指したいゴールから考えれば、この部隊での経験は○○な部分で大事だと思ってるんだ。是非やってみてくれないか」

④Chance Focus(チャンスフォーカス)
隠されたチャンスに目を向け、チャンスの視点から現状を見る
現状は本当にその人にとって得るものがない状況なのか、隠されたチャンスは存在しないのか、
と「思考」を切り替えることにより、新たな可能性が見え、業務の必要性や背景が理解できます。
(例)権限や権利を剥奪されたとき
メンバー:「OBに、チームの目標から練習メニューまで細かく指示されて・・・。なんかやる気なくなるな・・・。」
⇒ 権利や権限を使うためには、その使い方やバリエーションが必要になる。この機会に、その方法を学んでみる機会として捉えよう!
リーダー:「指示がどんどん出てくるということは、OBがどんな指示を出すか見ることができるいいチャンス。この機会にみんな学んでみようよ!」

⑤Risk Focus(リスクフォーカス)
潜んだリスクの視点から現状を見る
「やる必要性が感じられない」または「やり方が不明確である」練習や業務を、今行わないことによって、どのようなリスクがあるか、
このように「思考」を切り替えることによって、その練習や業務の必要性を理解できます。
(例)形だけの手続きや煩雑なルールに即したタスクをするとき
メンバー:「なんでこんなに面倒くさい手続きや交渉に時間をとられなきゃいけないの?やってられないよ」
⇒今この瞬間の負荷に囚われるのではなく、この手続きをやらなかったらどうなるかを考えるきっかけを提供してみよう!
リーダー:「面倒くさいかもしれないけど、今ここでやらないと、後輩達が煩わしいことを一からやらないといけなくなるなどもっと面倒なことになる。ここでやってしまおう」


最後に

いかかがでしたでしょうか?
今回はセルフコントロール法として活用される「スイッチ&フォーカス」を
人を動かすコミュニケーションへの活用方法をテーマにご紹介しました。
学生の組織は限られた時間ではあるものの、
かけがえのない仲間とも出会えることができます。
是非、変えられるものに目を向け、濃い学生生活を過ごしてください!

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