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アルバイト先でも使える!「働きやすい職場創り」

アルバイト先でも使える!「働きやすい職場創り」

社会に出ても、学生生活においても、会社、部活動、サークル、アルバイトなど、
様々な組織が存在しますが、その活動へのモチベーションは百人百様です。
多様だからこそときに組織の中での熱量の差を感じたり、
居心地の悪さを感じることもしばしばあるのではないでしょうか?

今回は、様々な企業の組織創りを支援してきたリンクアンドモチベーションのノウハウをもとに、
アルバイト先でも活用できる「働きやすい職場づくり」についてお伝えします!

 

そもそも働きやすい職場/働きにくい職場の違いとは?

大抵の場合、職場というものは複数の人たちが集まってできています。
この複数名の集まりである職場が働きやすくなるためには、
まずそもそも職場が「組織」として成立しているか否かが重要になってきます。

アメリカの経営学者チェスター・バーナードは、組織が成立する要件は、
「共通の目的」「協働意思」「コミュニケーション」の三つであると提唱しています。
その活動へのモチベーションは百人百様だからこそ、「共通の目的」を持てていないと組織として束なっていくことは難しいですし、
同じ職場で協働しようというモチベーション「協働意思」を各人が持てていないと、居心地の悪さを感じてしまいます。
そして共通の目的を達成することと、個々人のモチベーションをリンクさせていくという観点では「コミュニケーション」は必要不可欠になってきます。

言い換えると、この三つのどれかが欠けてしまうとそもそも職場が組織として成立せず、
働きにくさを感じてしまう人が増えていってしまうということです。

まずは今いる職場で
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・何かみんなで追いかけられる共通の目的はあるか?
・職場の人たちと協働したいと思えているか?
・仕事内外に関わらず活発なコミュニケーションが取られているか?
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という三つの観点をチェックしてみてください。

 

モチベーションの公式を活用することで、働きやすい職場は創れる!

では組織として成立した職場を、より働きやすい職場にしていくためにはどうしたらいいのか、
言い換えると職場全体のモチベーションを上げていくためにはどうしたらいいのか、を考えていきましょう。

先ほどの章で三つの組織の成立要件をお伝えしましたが、その中でも「共通の目的」が他の二つの起点になることが多いです。
共通の目的を持つことによって、それを達成するために周りと協働しようと思え、協働のために自然にコミュニケーションが増えていく、
という構造になっているので、この章では共通の目的をどう設定して職場全体のモチベーションを高めていくのか?を考えていきます。

共通の目的を設定していくうえで、モチベーションの公式というものをご紹介します。
モチベーションというやや漠然とした概念的なものを要素分解したもので、
「モチベーションの高さ」=「目標の魅力(WILL)」×「達成の可能性(CAN)」×「危機感(MUST)」
という風に表すことができます。

このモチベーションの公式を、
塾講師のアルバイトにおける「共通の目的」作りを例に考えてみましょう。

【Willの観点】
「系列の中で全国No.1の教室になる」という共通の目的を掲げたときに
そもそも職場のみんながNo.1になりたいと思っているのか、
もっと生徒に届ける価値に着目して
「自分の意志で進路を選んでいける生徒を増やせる教室にする」という目的の方が共感できるのか、
というように吟味できます。
【Canの観点】
全国No.1と掲げたものの昨年度最下位だった教室が1年で1位になることは現実味を感じられない、
だから今年は全国でTOP10に入る教室を目指そう、という最適な目標設定ができます。
【Mustの観点】
今掲げた目的を10年後に実現できたらそれでいい、
という時間軸だと今のモチベーションに起因することは難しいからこそ、
今年でどこまではいかないといけない、という階段を創ることで適切な危機感を持てるようにする、
といった考え方ができると思います。

例をもとにチェックポイントをまとめると、
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・職場のみんなが魅力的に思える、共感できる共通の目的になっているか?
・達成できる可能性を感じられる適切な目標設定になっているか?
・先延ばしにせず今行動しようと思える適切な危機感を醸成できているか?
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という三つの観点を持って共通の目的を創っていくことで、
その共通の目的を起点に協働意思やコミュニケーションが生まれ、
働きやすい職場づくりを実現していけるのではないかと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、働きやすくモチベーションの高い職場づくりをテーマにお話していきましたが、
学生生活の中で自ら環境に働きかけ変えていくことが、人生の中での濃い経験資産に繋がっていき、
その濃い経験資産がこれからのキャリアを充実させていくことに繋がっていくと思っています。

ただ自分のいる環境に身を任せるばかりではなく、自ら環境に働きかけ、
働きやすい環境を創っていくということを大事に、限られた学生生活の時間をぜひ充実したものにしていってください!

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