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「就職活動」とは?全学生に知っておいてほしいこと

「就職活動」とは?全学生に知っておいてほしいこと

誰しもが初めての就職活動において、右も左も分からないという状態から始めていると思います。
まずは「先輩の就活談」を聞いてみたり、インターネットで「就活内定の獲り方」を検索をしてみたり、不安な中で多くの経験談を聞いたり、フレームやテクニックを探してみる。
だけどどこか手触り感がない、先が見えきれない不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、
年間20000人以上の学生さんの意思決定に立ち会ってきた私たちリンク・アイが考える、
そもそも就活をどう捉え、どんな姿勢で向き合うものなのか、という就活を始める上での前提のお話をできたらと思います。
※よりテクニックが知りたい方は、他の記事にも飛んでみてください!

就活は「正解」を創る活動

これまでの受験勉強と就職活動の一番の変化は、正解を「探し、追いかける」という活動から、
自分なりの正解を「創っていく」という変化だと思います。
みなさんが今所属されている大学を選んだ理由は様々あるかと思いますが、
一つ明確に偏差値や学校の成績というような、わかりやすい正解や評価軸があったと思います。
勉強ができる、部活で高い成績を残せる、など、統一された基準の中で戦ってきました。
しかし、これからみなさんが飛び出す社会にはそのようなわかりやすい正解や評価軸はあるようでありません。
給与が良い会社を求める人、働きがいを求める人、成長を求める人など、10人いれば10通りの「その人なりの正解」があります。
そんな中で、自分で正解や評価軸を一から作っていくということが、自らのキャリアを幸せにして行くためには最も重要です。

時代背景から就活を考える

少し観点を変えて、時代背景から就職活動について考えてみましょう。
現代の会社の平均存続年数は約30年といわれています。皆さんの労働年数の約半分であるということを考えると、生涯サラリーマンとして会社に勤める場合、平均2~3社に務めることになります。
また、価値提供の中心がハード(第二次産業)からソフト(第三次産業)にシフトした産業構造の変化によって終身雇用や年功序列といった制度が徐々に撤廃してることもよく耳にしますよね。

その背景としては、社会構造の変化によって、企業を取り巻くステータスホルダー(利害関係者)である「ヒト・モノ・カネ」の重要性の認識が変わってきているからだと言われています。
1960年代の高度経済成長期の頃は、多くの企業が「モノ・カネ」を重要視していました。
モノ創りで日本が世界を席巻していた時代、商品を大量生産する為の設備や工場であるモノとそれらを揃える為のカネを多く保有している企業が世の中からの支持や共感を集めておりました。
また、マニュアル通りに働くことが出来る労働力の確保が必要なことから、この時代は終身雇用や年功序列といった制度によって長い期間多くの人材を企業に取り込む必要がありました。

しかし、IT革命によって状況は大きく変化しました。
サービスの主流がハードからソフトに変化し、設備や向上を持つ必要が無くなったり、
商品サイクルの短期化により、商品の大量生産よりも新しい商品を生み出すことの重要性が増しました。
実際に、パソコン1台で事業を起こすことが可能となりyoutubeを利用したサービスの提供の仕方が増えたり、
今現状皆さんがお持ちのスマートフォンの中にあるアプリケーションが来年もあるとは限らないくらい、
次々と新たなアプリケーションが開発されたりと肌感を持って皆さんもこの変化を感じていると思います。

流行の変化が激しくなれば、社会が求める物も変わる。そうなると、仕事として求められることもそれに伴い変化し続けていきます。
だからこそ個人も、その流れに乗っていく変化をしてくことがとても重要です。
そのためには、会社に自分のキャリアを委ねるのではなく、自分自身でキャリアを創り、変化し続けることが求められていきます。

どのようなキャリア構築が求められるのか?~アイカンパニーという考え方~

先ほど、これからの時代は主体的に自らのキャリアを作れる人が求められる、とお話ししました。
では、具体的にどんな人材が企業から求められているのでしょうか。

就職活動は、企業を選ぶという側面と、企業から選ばれるという両側面があるかと思います。
ここででは選ばれる、という観点からアイカンパニーであることの重要性をお伝えできればと思います。

アイカンパニーとは、自分株式会社のことです。
自分自身を株式会社に見立て、その経営者としてアイカンパニーを優良企業や人気企業に育む。
会社に依存するのではなく、自立的に自らのキャリアを形成していく考え方です。

前述した、「モノ・カネ」の重要性が変わったとお話しさせていただきました。
ではヒトの重要性はどう変わるのでしょうか?先ほどお話しした通り、時代の流行がより早く移り変わるようになったことにより、
同じモノを同じ品質で作られることの重要性は下がってきています。
つまり、決まったものを決められた通りに動かせるヒトも重要度が下がってきているということです。
逆に言えば、解決したい課題や成し遂げたい未来、届けたい価値を自ら生み出し、それを企業とともに実行していける人材が求められるようになってきています。
絶えず移り変わる時代に対して求められるものを作っているだけではなく、自ら生み出せるヒト。

そのためには、現状の事業や仕事内容だけではなく、企業が描いているミッション、理念=未来に共感し、企業とともにこれからを創れることが重要です。
だからこそ企業も、自らの会社のミッションや理念に共感し、コミットできる人材を求めています。

アイカンパニーとしてキャリアを磨くには

ここまで、就職活動の前提と時代背景による企業ニーズの変化、
アイカンパニーという考え方の重要性をお伝えしてきました。

では、実際に選ばれる個人になるためにどうやってその考え方を育むのか?少し抽象的ですが結論からお伝えすると、
自己理解と社会理解を深めることによって、アイカンパニーという考え方や、アイカンパニーとしてのビジョンの創り方が得られます。
自己理解とは自分自身の深層にある価値観や判断基準を理解することであり、
社会理解とは社会に潜んでいる問題や願望を理解することです。 これらを理解することにより、自分自身の長期的なキャリアの方向性を考えたり、
社会で起きている事象をより正しく認識することが出来ます。 正解創りのキャリア選択をするには、自己理解と社会理解の双方が重要です。

それぞれについて詳しい記事もありますので、合わせてご参照ください! 皆さんの就職活動を有意義にする為に参考となれば幸いです。

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