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vol.520 質問についての違和感。

vol.520 質問についての違和感。

かなり久々の登場になりました、
リンク・アイ五十嵐です。

 
今回は何のテーマに関して書こうか迷っていたのですが、
ちょうど先日、学生と面談する中で感じた
質問についての違和感」というテーマでコラムを書きたいと思います。

 
キャリアアドバイザーという仕事をさせてもらっていることもあり、
選考が後半に差し掛かった学生から、
「面接対策をしてください」という依頼が多くあります。
もちろん、一緒に時間をとり、整理をお手伝いさせていただくのですが、
選考で何を質問するか」の議論になった時に違和感を感じることが多くあります。

 
就職活動とはお互いに選びあう関係なので、
面接という機会でも、自分が確かめたい情報を得るために
質問をすることは非常に大事だと思っています。

 
ただし、質問をする上で注意すべきことが
2つあると思っています。

 

1:なぜ自分はこの質問をしているのか

 
私は面接官を務めることも多いのですが、
質疑応答の時間になった際に感じるのが、
「この子はなぜこれを聞いてきたのだろう?」ということです。

 
会社選びの軸であげていたポイントと
まったく違う観点の質問が多いときによく感じます。

 
もちろん「知らないこと」があることは怖いことなので、
できるだけ色々な事を知りたい気持ちはわかります。

 
しかし、会社のことをすべて理解することは不可能です。

 
ましてや面接という限られた時間の場であるならば、
なぜこの学生は、自分の軸で大事にしている部分が、
この会社で満たされるかどうかをもっと確かめないのかな?と
思ってしまいます。

 
極端な話をすれば、
「私は男性を選ぶとき、価値観のあう人かどうかが大事なんです。」
といっていた女性と二人で話をした時に、いきなり、
「五十嵐さんの年収はいくらですか?」
「五十嵐さんはご両親と暮らされてるんですか?」
といった質問をされ、自分の価値観を確かめるようなことを
まったく聞かれていないような感覚です。
※学生にはまだ伝わりにくい例ですかね。。。

 
このような状況になってしまうと、
「この学生は本当にさっきの軸で会社をみているのかな?」
という気持ちになってきます。

 
軸と関係のない質問はするな!とはいいませんし、
それで会社を決めるわけではないけど気になること、
もあると思います。
だからこそ、なぜ自分はこの質問をしているのか
相手に伝わるように意識して欲しいと思います。

 

2:面接ステップにあった質問

 
面接のステップは企業によって様々だとは思いますが、
多くて5回程度の面接が行われると思います。
そして中にはその途中で、社員と会う機会なども
用意されていることが多いと思います。

 
その中で、「最終選考での質問」に関して触れたいと思います。

 
就職活動とは、
出会い、知り合い、語り合い、確かめ合う。
そんなステップだと思います。

 
その中でも最終選考は「確かめ合う」です。

 
そんな時に、自分の不安をぶつけるだけの質問が来たとしたら、
相手はどう思うと思いますか?
要はお見合いで、何度かデートを重ね、
いよいよ結婚を申し込もうと思ったフェーズで、
そんな質問がきたらどう思いますか?

 
「この人まだこんなに迷ってるんだ」
「そもそもこの人結婚にまだリアリティないんじゃないのかな?」

 
そんな風に感じませんか?

 
一方、
「私将来結婚したら、こんな風な家庭を築きたいと思ってるんですがどう思いますか?」
というような、未来を想像した質問であれば、
「この人は、ちゃんと結婚する気があって、最後に大事な価値観をすり合わせてるんだな」
と思うと思います。

 
もちろん前の1でも述べたように、
不安になる気持ちも、最後色々リスクに目を向けたい気持ちもわかります。
ですが、相手にそんな気持ちを抱かせてしまうのはもったいなくないですか?

 
そんなことをなくす為に必要になることは、
自分の中でフェーズを意識することです。

 
多数の企業を受ける中で、
流れ作業のように面接に臨んでしまっていませんか?
とりあえず内定をもらえた企業の中で後から考えようと思ってしまっていませんか?

 
おそらく最終選考で前述のようになってしまうのは、
自分の中でフェーズの変化を意識できていないからだと思います。

 
少し「質問」というテーマからはずれますが、
よく学生にアドバイスする観点として、
終わりを意識しよう」という言葉を伝えます。

 
終わりを意識することで、
今この情報で本当に自分は決めれるんだろうか?
もっとこのタイミングで確認しなきゃいけないことはないだろうか?
という意識が生まれ、
一回一回の面接の場で、何を確かめたいかが明確になってくると思います。

 
ビジネスを始めれば、自分の間合いだけで意思決定できることはほとんどありません。

 
お客様、競合、市場、様々な関係の中で意思決定をしなければいけません。
だからこそ、このフェーズで確かめておくべきことは何か?
を思考し、一回一回の語り合う機会を大事にしてください。

 

 

 
そもそもですが、たまに
「何を聞いていいのかわからないんです。」
「どんなこと質問するといいですか?」
という事を聞かれたりもしますが、
これは、
自分の中で何が必要な情報かわかっていない
ということだと思うので、
もう一度、自分が何を大事にしたいのかに向き合ってみてください。
もちろん、私たちキャリアアドバイザーにも是非相談してみてください。

 

 

 

「決断」や、「覚悟」といった言葉が飛び交うこの時期ですが、
そのためには「情報」が必要です。

「質問」の機会をうまく活かし、最適な選択を行ってください!

========================執筆者Profile=============================

リンク・アイWEST 五十嵐順康

2006年リンクアンドモチベーション入社後、人事採用担当、

採用コンサルタントを経て、2011年よりリンク・アイの創業からこの事業に従事

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