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「日本の夜明け」を目指した坂本龍馬から学ぶ納得する就活の終わり方

「日本の夜明け」を目指した坂本龍馬から学ぶ納得する就活の終わり方

様々な小説やドラマで取り上げられることの多い、日本史の中でも人気の高い「坂本龍馬」。
この名を知らない人はいないのではないでしょうか。
「坂本龍馬」が人気である理由はいくつもあるといわれていますが、その中の一つに彼自身の人柄が起因しているエピソードが多くあります。
今回は「坂本龍馬」のエピソードをいくつかご紹介しながら「自己決断」というキーワードから、納得のできる就活の終わり方について紹介させていただきます。

坂本龍馬ってどんな人?

グローバル化や人工知能に象徴されるイノベーションの波で大きな変化の時を迎えている現代の日本。
このような日本の近代化に大きく影響した「明治維新」を皆さんはご存じでしょうか。

坂本龍馬はこの「明治維新」の立役者であるといわれる人物で、
当時とても仲の悪かった薩摩藩(現在の鹿児島県)と長州藩(現在の山口県)の手を結ばせ、
「薩長同盟」を成立させたというエピソードが有名ですね。

そんな坂本龍馬が多くの偉業を成し遂げた背景には彼自身の「強い想いや志」が、
大きく起因したのではないでしょうか。

薩摩藩、長州藩という「組織」の枠を超えて人を結びつけるためには、
権力などといった論理を超えた「人間力」がなければなりません。

この人のためならば協力する、がんばって動くという気持ちにさせたり、
この人の言葉なら聞いてみよう、耳を傾けてみようと思わせるのも「彼自身の想いへの共感」が成せる技ではないでしょうか。

坂本龍馬は、自分の弱みや苦手なことも包み隠さず見せる人間だったといわれています。
だからこそ、周りの人々は彼の真っすぐな想いに共感して、ついて行こうと思ったのかもしれません。

他人に対する思いやりや、共感力。
そして日本を開国させるきっかけにもなった「日本を今一度せんたくいたし申候」という言葉に代表される明確な志。
坂本龍馬は彼自身の人柄と周囲の人への接し方、そして自分の信じる力の強さで、
ここまで日本に語り継がれる人物になりました。

坂本龍馬が残した名言から紐解く自己決断の哲学

多くの名言が語り継がれている坂本龍馬ですが、
その中でも彼自身の自己概念が象徴されている言葉をピックアップしてご紹介します。

 

【世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る】
人がわかってくれなくても、自分がわかっていればそれでいい。

坂本龍馬が遺した言葉のなかでもっとも有名な句です。
これは彼が18歳の時に読んだ句だと言われています。

周りの人にどう思われるか?誰かに馬鹿にされないか?その行動や判断があっているか?
そんなことは結局、その人の立場や状況によって異なります。
他者や社会に依存することなく自立的に自らのキャリアにまっすぐ向き合うことが大切だと思います。
何よりも自分だけは自分のことを心から信じられる存在でいたいですね。

 

【何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり】
何の目標もないまま、ぐずぐずして毎日過ごすのは実に大馬鹿だ。

こちらは薩長同盟に奔走していた時期に書いた手紙の一部だと言われています。
坂本龍馬は12歳の頃に母親を病で亡くしており、
病床の母親との会話で「強くなった龍馬を見てみたい」という言葉をもらったことから、
必ず強くなるという決意をし、7年間道場に通い続け周りの剣士たちよりも強くなっていきました。
このころから龍馬は皆さんもご存じであるたくさんの出来事を起こしていくのです。

目標設定をすることは難しいですが、
まずは自分の何者にも譲れない「芯」を見つけ、その「芯」を大事にすることから
すべては始まり、それがいずれは「志」になるのではないでしょうか。
坂本龍馬のように人生にきっかけを与える大きな出来事を経験することは、
もしかしたら珍しいことかもしれません。
ただきっかけはなんでも良いと思います。
小さな日常のきっかけから自分の「志」は生まれてくるものです。
毎日をただ大切に生きることに専念していれば必ずあなた自身の「志」に出会えるはずです。

就活を終えるにあたって大切にしてほしいこと

さて、上記でいくつか坂本龍馬が残した名言を紹介させていただきましたが、
この2つだけでも坂本龍馬の人柄が少し見えてくるようですね。

就活の終わり方に少し話を進めたいと思います。
就活の終わり方にはいくつも方向性があり、人それぞれだと思います。

・第一志望の企業に内定を頂けた。
・もともと志望していなかった企業だったが選考を受けるうちに好きになった企業に内定を頂けた。
・早く内定が欲しかったので最初に内定を頂いた企業で承諾をした。

様々な方がいると思います。
何が間違いで何が正解かは人それぞれです。
ですのでここでは「こんな終わり方をしよう」と具体の話をする訳ではありません。
あくまで就活の終了の捉え方をお話したいと思います。

まず、内定を頂いた企業に入社した後の自分の「志」を心にしっかりと留めることが大切です。
仕事をしているとくじけそうにこともなることもあるでしょう。
何度も「こんなはずじゃなかった、こんな未来は想像していなかった」そう思うはずです。

そんな時に、必ず「志」があなた自身を助けてくれるはずです。
どのように助けてくれるかはその時にあなた自身の状況次第だとは思います。
ただ、この「志」を持てているか持てていないかで、
仕事を続けるにしても転職という決断をするにしても、後悔はしないはずです。

誰に何を言われても貫き通したいと思えるような
あなた自身の「志」を見つけ、その「志」を胸にしっかりと刻むこと、
そして社会に漕ぎ出すのだという決断をしてください。
私はこれが「就活の終わり方」で一番大切ではないかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
とはいえ「志」を見つけることはとても難しいと思います。
学生のうちから一生向き合い続ける「志」を見つけなければと気張るのではなく、
まずは大事にしたい「芯」を見つけてみてほしいと思います。

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